高回転域のトルクの落ち込みを補うためにハイフローターボと燃料ポンプをアップグレード。
そしてエンジン全体のバランスを保つためのチューニングとして、クーリングアイテムによるパワーアップによる熱対策、吸排気系の容量アップ、点火系の強化。
その上、DMEをbm3にてシャシダイに載せ、現車合わせでのリマッピング実施。
コーナリングフォースによるエンジンブロー予防としてエンジンオイルの潤滑対策実施。

純正デフはフリーなのでLSD装着は必須です。
リングギアは溶接を剥がして取外し、ボルトオン加工を施してからLSDに移植しています。
ピニオンギアとリングギアの当りを適正するためにはリングギア加工の精度が非常に重要になってきます。

トランスミッションのプログラムで、パワーアップに伴い作動圧力をアップして強化しており、力強く短い時間で変速してくれますのでトラクションの落ち込みも無くレーシーなフィーリングです。シフトタイミングやギアのホールドなども調整しています。

4本通しの YOKOHAMA ADVAN A052 295/30/18 タイヤサイズを前提とした足廻りのチューニングを行いました。
サスペンションキットは、QUANTUM製 T3-CR、当店でダンパーテスターを使用し仕様変更をしていますのでワイドボディの車両にも対応することができます。サスペンションマウントは全てモノボールベアリングに変更してフリクションの低減とタイヤ軌道の乱れを無くしてタイヤグリップの向上とコントロール性をアップしています。アジャスタブルアームによってモータースポーツに適したアライメントへ変更しています。

純正ブレーキでは熱量の許容範囲が低過ぎるためブレーキシステムごとの交換が必要です。
車重1.5t 超え、エンジンパワー400馬力超え、295サイズ Sタイヤ装着の車両を安全で快適にサーキット走行を楽しむために鍛造モノブロックキャリパーを前後で装着したエンドレス製を選びました。

コーナリングフォースのために装着したタイヤサイズからワイドボディ化をしました。
ダウンフォースの必須アイテムとしてGTウイング
軽量化のために、エンジンフード、ルーフ、ワイドボディキット、GTウィング、は全てドライカーボンにしています。
フロントのボディ剛性アップにはF82-M4純正ストラット補強プレートを入れています。

ドライバビリティを向上させるためにRMS2600A。
純正ステアリングでモータースポーツとなるとステアリング径が若干大きめなので、320mmスポーツステアリングへ変更で操作性がかなり向上とやる気度がアップしてきます。
AIMデータロガーによって車両とドライバーの走りを数値化して管理しています。